断熱改修のポイント!
生活動線に沿って断熱化することは、ヒートショック防止に効果的です。暮らし方(大きな家に大家族でお住まい、高齢者お二人でお住まい)を考えて改修計画を行うことは大切です。
窓の断熱化
住宅の中でも、窓は熱の出入りが最も大きな箇所です。ガラス1枚の古いアルミサッシは、結露や冷感の原因となりがち。高性能なサッシに交換や取り付けを行うことで、お部屋の暑さ・寒さ・結露などを大幅に改善することができます。
断熱性に富む最新の樹脂サッシ(Low-e複層ガラス)に交換します。古いサッシの枠を利用し外壁サッシ周りを壊さず、新しいサッシを設置する方法もあります。
既存のサッシの室内側にもうひとつ、断熱内窓(Low-e複層ガラス)を設置します。設置も簡易です。
夏の日差しを上手にさえぎることは大切です。窓の外側でさえぎると効果的です。
応急対策のアイディア
Q:すぐに断熱改修工事はできないけど。それまでの間どうする?
A:冬に温度が低くなるトイレ、脱衣室、浴室などでは、次のような応急対策が可能です。
①トイレや脱衣室では足元を温める小型のセラミック温風ヒーターなどを設置します。退室後のスイッチの消し忘れにご注意!!
②浴槽のお湯はりにシャワーを用います。浴室全体を暖める効果があります。
脱衣前にシャワーで浴室の床を温めておきます。
Q:夏の日差しが強くてクーラーの効きが今一つ。何か方法は?
A:窓の外側をサンシェード、すだれ、オーニングなどで覆いましょう。プランターにヘチマやゴーヤなどを植えて盛夏に葉が茂るような「緑のカーテン」という方法もあります。
Q:夏に風通しが悪くて熱がこもるんですが・・・?
A:一方の窓を開けただけでは風は通りません。風の通り道を作る必要があります。もう1箇所の窓を開ける、通路側のドアを開けることで風が通るようになります。